フェアトレードファッション

フェアトレードファッション

フェアトレードは、日本語で「公正な取引」と訳されます。フェアトレードとは、途上国の原材料や工芸品に適正な価格を支払うことで、労働者の生活を支え、自立を支援することです。かつて先進国の企業は、利益を追求するあまり、途上国の労働者に低賃金で働かせたり、農薬を過剰に使用して原材料を購入したりするなど、労働者の生活や環境を犠牲にしてきました。このような弱者が犠牲になっている現状を変えようと、コーヒーや紅茶、カカオ豆、オーガニックコットンなどを中心にフェアトレードが広まってきました。フェアトレードの理念は、農産物の公正な価格設定や農家の労働条件を重視し、最終的にはより公平な世界貿易システムを促進することです。




フェアトレードの目的は、経済的、社会的、政治的にコミュニティを強化することです。また、経済的に成り立たない従来の貿易に代わる選択肢を提供するものでもあります。さらに、フェアトレードは、製品がどのように作られ、どこから来たのかを正確に知る権利をすべての消費者に与え、生産者と消費者のつながりを強固なものにします。さらに、安全な生産方法、持続可能な農業や生産方法を推進し、教育、医療、清潔な水へのアクセスを提供することで、環境保護にも貢献します。最後に、子どもたちのような弱い立場の人々を保護する適切な法的枠組みを確立することによって、児童労働を保護することの重要性を考慮しています。


オーガニックコットンは、厳しい世界基準をクリアした有機栽培のコットンです。綿花栽培に携わる人々の生活、綿花が育つ土壌、そして環境を守る持続可能な社会の実現を目指しています。従来の綿花栽培では、大量の農薬や化学肥料を使用するため、土壌汚染や綿花栽培に携わる農家の健康に深刻な影響を及ぼしています。また、インドの農家の平均農地面積は非常に小さく、農作業はすべて手作業で行われています。そのため、多くの子どもたちが農作業に駆り出されています。




インドの子どもたちが教育を受けられるように、児童労働をなくしたい--これは、小倉屋の想いのひとつです。小倉屋では、インドの子どもたちの権利を守り、将来を保証することが大切だと考えています。そのため、オーガニックテキスタイルの世界基準で定められた労働慣行の基準を満たしたオーガニックコットンのみを使用しています。また、リサイクル糸や改良型染料など、革新的な素材や技術を使用し、高い環境基準をクリアしています。さらに、インドの農業と労働者の未来のために、製品を1つ購入するごとに1円をインドの農家に寄付しています。オーガニックコットンは、見た目や手触りは通常のコットンとあまり変わりませんが、環境や労働に配慮した素材であることは非常に重要なポイントです。小倉屋は、このような取り組みを通じて、より大きな社会的・環境的正義を世界にもたらすべく努力しています。

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