春や秋のファッションに欠かせないアウターとして長年愛され続ける「スイングトップ」。その独特なシルエットと機能性で、カジュアルからきれいめまで幅広いスタイルに対応できる万能アイテムです。
本記事では、スイングトップの基本的な特徴や着こなしのポイント、よくある疑問について詳しく解説します。より一層スイングトップの魅力を理解し、おしゃれに着こなすためにお読みください。
スイングトップとは?

スウィングトップは、ゴルフのプレー中に快適に着られることを目的として設計されたショート丈のブルゾンです。特にスイング動作を妨げないよう、肩周りの可動域を広くとるためにラグランスリーブが使われており、身丈も短く抑えて裾が邪魔にならない工夫が施されています。
素材は軽くて動きやすいナイロンやコットンが主流で、ライトアウターとして春や秋に重宝される存在です。なお「スウィングトップ」という呼称は日本独自のもので、海外では「ハリントンジャケット」や「ドリズラージャケット」として知られています。
スイングトップの特徴は3つ

スイングトップには、他のジャケットと区別できる独特の特徴があります。スイングトップの代表的な3つの特徴を詳しく見ていきましょう。
1.ドッグイヤーカラー
スウィングトップに見られる代表的なディテールのひとつが、ドッグイヤーカラーです。この襟型は、ボタンを外して垂らすと犬の耳のような形状になるために名付けられました。
デザイン性だけでなく、ボタンを留めて立てると首元に風が入りにくくなり、実用性も兼ね備えています。ドッグイヤーカラーはスタイルに応じて表情を変えられるため、コーディネートの幅を広げてくれる要素として多くのスイングトップに採用されています。
2.ラグランスリーブ
スウィングトップには、肩まわりの動きやすさを重視したラグランスリーブが多く採用されています。袖付けの切り替えが斜めに入ると、肩と腕の動作を妨げにくく、ゴルフなどの動きが大きいスポーツにも適した構造となっています。
また、この袖のデザインは身体のラインに自然に馴染むため、着用時に柔らかな雰囲気や程よい抜け感を与えてくれるのも魅力です。実用性とファッション性を兼ね備えた設計が、スウィングトップの人気を支えています。
3.袖や裾のリブ
スウィングトップは、防風性を高めるために袖口や裾にリブが施されているモデルが多く見られます。このリブは伸縮性に優れており、体にしっかりフィットすると冷たい風の侵入を防ぎます。
特に季節の変わり目など、気温差が大きくなる時期には重宝される機能的な要素です。また、クラシックなスタイルを踏襲したヴィンテージ系のデザインでは、リブではなくゴムシャーリングを取り入れたタイプもあり、モデルによって異なる表情を楽しめる点も魅力です。
スイングトップのコーディネイトのポイント

スイングトップを取り入れたコーディネートは、シンプルながらも洗練された印象を与えられます。ここではスイングトップを使ったおしゃれなスタイリングのコツをご紹介します。
サイズ感
スウィングトップは、着こなし次第で印象が大きく変わるアイテムです。特にサイズ選びを誤ると、“おじさんっぽい”あるいは“作業着のよう”と見られてしまう場合もあるでしょう。
短丈で身幅が広めという独特のバランスを持つため、全体のシルエットを意識したコーディネートが求められます。初めて取り入れる際は、自分の体型に適したジャストサイズを選び、他のアイテムと調和の取れたスタイリングを心がけると洗練された印象に仕上がります。
色味
スウィングトップが“作業着っぽく”見えてしまう原因の一つは、全体の配色バランスにあります。黒やカーキ、ベージュなど落ち着いた色味は確かに合わせやすい反面、全身を同系色でまとめると無難すぎて野暮ったく見える場合もあるでしょう。
特にメンズのコーデではこの傾向が強く出がちです。そんなときは、差し色として白やブルーなどの明るいトーンを一部に取り入れてみましょう。
ベーシックな色合いの中にも軽やかさが生まれ、全体の印象が洗練されて見えるようになります。
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スイングトップとはでよくある3つの質問

スイングトップについて、多くの方が気になる疑問をピックアップしました。
質問1.スイングトップが人気の理由とは?
スウィングトップは、その軽やかな着心地と機能性の高さで長く支持されているアウターです。主にコットンやナイロンといった扱いやすい素材で作られており、日常使いはもちろん、持ち運びに便利なパッカブル仕様のモデルも展開されています。
また、1948年に登場したバラクータのG9に代表されるように、時代を超えて愛されるクラシックなデザインも魅力です。ショート丈ならではの取り回しの良さやスタイル全体を引き締める効果もあり、アメカジやストリートファッションにも自然に馴染みます。
質問2.スイングトップはダサい?
スイングトップに対して「ダサい」という印象を持たれる場合もあるようですが、実際は時代を超えて愛されてきた定番のアウターです。特徴的なボックスシルエットとショート丈は、現在のファッションシーンにもマッチしやすく、バランス次第で洗練されたスタイルに仕上がります。
シンプルでクセがないからこそ、合わせるアイテム次第で幅広い着こなしが楽しめるのが魅力です。トレンドを意識したコーデにも自然に溶け込む、実力派の一着です。
質問3.スイングトップの立襟の魅力とは?
スイングトップの魅力のひとつに、印象的な立ち襟デザインがあります。ドッグイヤーカラーと呼ばれるこの特徴的な襟は、折り返すと犬の耳のような形になり、首元に程よい存在感を演出してくれます。
シンプルなアウターでありながら、立ち襟のアクセントがあることで、インナーがどんなに控えめでも物足りなさを感じさせません。さらに、短丈のシルエットが全体のバランスを整え、スタイリングしやすいのも魅力。日常のコーデに程よい主張を加える一着です。
まとめ

本記事ではスイングトップについての特徴やコーディネートのポイントについて紹介しました。
スイングトップは、ドッグイヤーカラー、ラグランスリーブ、袖や裾のリブという3つの特徴を持つ、クラシックでありながらも現代のファッションに取り入れやすいアウターです。
本記事を参考に、あなたのワードローブにスイングトップを取り入れてみてください。なお「CLALAFOR」では、トウモロコシから作られた生分解性のリサイクルポリエステル素材のニットを使用し、サスティナブルなスローウエアを提供しています。⇒CLALAFOR(クララフォル)はこちら