ファッション（衣料品）ロスとは、消費できるのに捨てられてしまう食品を「食品ロス」と呼ぶのと同様に、まだ着られるのに捨てられてしまう衣料品を指します。これは、新しく生産された衣料品に見られる現象で、一般的には、流行の移り変わりが激しいファッション業界の慣習に起因していると言われています。出来立ての衣料品は、最初は定価で売られ、値引きの季節になると値下げされる。しかし、まだ購入されていない衣服は、これ以上の値下げはファッションラベルの価値を下げると判断され、ほとんどが焼却処分される。衣料品から衣料品へのリサイクル率はわずか1％と言われており、衣料品のリサイクル率は依然低く、その多くが廃棄されていることが分かります。

また、ファッション業界では、ワンシーズンしか着ないようなトレンドに左右されるデザインが主流になっており、廃棄率がさらに高くなっています。今後、ファッション業界では衣料品の生産量が増え、短期的なトレンドに左右されるようになるため、衣料品のロスはますます増加することが予想されます。そのため、ファッション産業に関わる人々は、企業も消費者も同様に、廃棄物の発生とそれに伴う環境への影響について、より意識する必要があります。そのような意識が、廃棄される衣類の量を減らし、ファッション業界においてより持続可能で倫理的な慣習を生み出し、最終的に衣類のロス全体を減らすような変化を促す可能性があります。

そこで小倉屋が開発したのが、「バイオファイバー」である。バイオファイバーは、自然界に存在する微生物の働きで、すべての構成物質が最終的に水と二酸化酸素に分解される性質がある。180日間で最大68.8％が分解される。小倉屋の「バイオポロシャツ」は、土に還る生地で作られたポロシャツです。土に還る生地は、植物（トウモロコシ）から作られたバイオ繊維で構成されており、土に埋めると水と二酸化酸素に自然分解されます。「バイオポロシャツ」は、従来の素材に代わる持続可能な素材を提供し、環境にやさしいだけでなく、安全で長持ちし、添加物を使用せずに抗菌効果を発揮する素材でもあります。そのため、耐久性だけでなく、環境にも優しいシャツとなっています。小倉屋の「バイオポロシャツ」は、環境に配慮しながらもファッション性の高い、サステイナブルな取り組みを提供します。